2019.11

Shadow Desktop


情報漏洩対策や災害時のBCP/DR対策、PC紛失時のバックアップ、ランサムウェア対策と総合的なデータプロテクション製品です。

PCのデータをクラウドへ格納し、PCデータが存在しない状態にします。

しかしPCにはデータが存在しているように見えるうえ、従来のPCと同じようにクラウドを意識せずに利用できます。

「データが存在しない」ことにより、セキュリティとデータ保護の性能が格段に向上します。

例えばランサムウェアに感染してしまった場合でも、データはクラウドに保管されているので、データは損失せずに直ぐに復旧する事が可能です。

災害時や過失によりPCを紛失しても、やはりデータはクラウドに保管されているので、データを喪失する事はありません。

新しくPCを買い替えた際も、データ移行が不要です。

クラウドにあるデータを、あたかもPCに保存しているように見せるだけなので、データを移行させる必要がありません。



もう1つ大きな特徴は「PCにはデータが存在しているように見える」ことです。

従来のPCと同じように利用ができるので、利用者は特別なトレーニング不要で、直ぐにShadow Desktopの利用を習熟する事ができます。

また、利用方法が簡単という事は、管理部門への問合せも必然的に抑えられます。

VDIに代表されるシンクライアントは、利用方法を学習する必要があり、管理部門から利用者へのトレーニングが必須となります。

当然、利用者の問合せも増えるので、管理部門の業務を圧迫しがちです。

Shadow Desktopをインストールするだけなので、導入の手間の抑える事ができます。



Shadow Desktopでは、データを仮想化しているので読み取ることはできません。

PCを紛失したり盗難にあった場合でも、情報を漏洩するリスクを大幅に低減できます。

万一PC紛失などのインシデントが発生した場合は、管理画面から該当のPCの利用を停止すれば、クラウド上にあるデータへのアクセスを遮断できます。

 

さらに、PCを紛失した場合は、リモートで利用を強制停止できるので、情報漏洩のリスクを更に低下する事が可能です。

 



マイロケーションオプションを利用すれば、自宅のPCや持ち出し用の2台目PCでオフィス内と同じ作業をすることができます。

自然災害やパンデミックにより出社できない場合に極めて有効で、在宅勤務者に対してもクライアントソフトをインストールさせるだけで、セキュアな社内環境が再現できます。

 

また、仮想ディスクトップでありながらオフライン時にも作業ができるので、新幹線や飛行機内の移動時間を有効に活用でき、セキュリティと利便性の両立を実現しています。



Shadow DesktopをインストールしたPCは、手元にデータがあるように見えていながらも、データそのものはクラウドに格納されているため、端末入れ替え時のデータ移行という概念が無くなります。

新しいPCにShadow Desktopのクライアントソフトをインストールしてログインすれば、ファイルやフォルダが古いPCと同じ状態で表示され、すぐさま業務を開始することができます。

 

◆ Windows 7からWindows10への移行も簡単◆

 

また、Windowsのバージョンに関係なく移行する事も可能です。例えばWindows 7のPCからWindows 10のPCにShadow Desktopをインストールするだけで、あっという間に移行する事が可能です。サポート期限が迫ったWindows 7からのマイグレーションツールとしても最適です。



Shadow DesktopはVDIと同等のセキュリティ確保できるうえ、移動中でも利用できる利便性を備えたシンクライアントソフトです。

一般的な仮想デスクトップサービスでは、サーバー上に複数の仮想PCを作り、端末側では直接システム処理を行わず、その結果を画面表示させます。

高いセイキュリティレベルを確保しつつOSやアプリケーションの集中管理に優れている反面、高価なサーバーを用意する必要があります。

通信回線を増強させるなどハードウェアの調達が必要なうえに仮想サーバー用のライセンスやアプリケーションなどソフトウェアの調達も必要で、導入コストが高額になるケースが多く、あらゆる企業が導入できるわけではありません。

社外から利用するにはリモートVPNを利用する為、操作も煩雑なうえ、一部の海外ではVPNの利用ができない場合があります。

また、移動中など通信が不安定な状況では安定して動作させる事は難しく、飛行機や船舶での移動など携帯電話が通じない

場所ではPCを殆ど利用できないという課題があります。

他にも、アクセスが集中する始業時などでは、サーバーに負荷がかかりPCの操作に支障をきたすといった課題も存在します。



近年VDIに次いで、DssSの存在も脚光を浴びていますが、やはりオフラインや通信が安定しない環境では利用できないといった弱点を克服できていません。

 

Shadow Desktopは初期費用がかからず、低コストでVDIと同等のセキュリティを確保できるため、VDIの利用に不満がある企業からの一部または全部の乗り換えや、コスト面など様々なハードルによって導入を見送ってきた企業に最適な製品です。



Shadow Desktopはデスクトップの参照先を仮想ドライブに切り替える事で、

仮想デスクトップを実現SHます。

Shadow Desktop Clientをインストールすると、PC内のデータが自動的にクラウドへアップロードされ、ローカルストレージから削除されます。ファイルクリックなどでクラウドからダウンロードしたデータは、ローカルストレージ内に専用領域に断片化された状態でキャッシュされます。仮想化されずローカルストレージに残っているショートカットや空のフォルダと、仮想化されてローカルストレージにないファイルが仮想ドライブでマージされるように見えます。

 

デスクトップの参照先を仮想ドライブに切り替える事で、仮想デスクトップを実現します。Shadow Desktopをインストールしても見た目や使用感は変わりません。シングルサインオンなので、Shadow Desktop Clientの起動操作も必要ありません。


データのキャッシュ

使用するファイルは自動的にクラウドストレージからダウンロードされキャッシュします。データの読み書きはこのキャッシュに対して行うため、新幹線や飛行機などインターネット接続が困難な環境でも作業継続が可能です。

PCのシャットダウン時にキャッシュは削除されますが、クラウドストレージにアップロードされていないデータは削除されず保持されます。


アップロードファイルサイズ

サイズの大きいファイルを、更新するたびに毎回アップロードするとパケット量も大きくなるため、一定サイズ以上のファイルをアップロードしないように設定することも可能です。標準設定では、10MB以上のファイルはアップロードしない設定になっています。


仮想化するフォルダーとファイルの拡張子

仮想化するフォルダーは以下の4つから選択可能です。仮想化から除外するファイルの拡張子を指定できるので、テンポラリーファイルなど不要なファイルが仮想化される事を防げます。



データを暗号化して保存

Shadow Desktopでは、クラウド上のデータを全て暗号化して保存しています。PCにキャッシュされるデータも暗号化されています。Shadow Desktopを利用しないと、データの閲覧も編集することもできません。この為、PC上のファイルが漏洩しても、暗号化されているので情報漏洩を防げます。PCがマルウェアに感染したりクラッキングされた場合や、PCを紛失した際も同様で、データが抜き取られたり外部に流出したとしても、情報だけは守ることが可能となります。


キャッシュの削除

キャッシュは暗号化され、さらにファイル名など全く分からないように保存されますので、キャッシュから情報が漏洩する可能性はほとんどありません。しかし、いくら暗号化されているとはいえ、PC上にデータがキャッシュされるのは気になりますね。その為、PC上に保存されたキャッシュは、シャットダウン時に自動で削除します。これにより、PCにキャッシュが残ったままという状況を回避します。



PCの管理

Shadow Desktopを利用しているPCの一括管理を行えます。

PCを紛失した場合などは、管理サーバーからリモートでShadow Desktopの利用を停止する事が可能なので、万が一PCを紛失した場合でも安心です。


ライトコントロールオプションを利用すると許可されたフォルダー以外ではデータを

保存できなくなります。

Shadow Desktopではデスクトップやドキュメントなどの、ユーザーディレクトリに存在するデータを仮想化するプロダクトです。一方、Dドライブなどが存在するPCの場合、該当領域は仮想化されずに持ち出しができるため、セキュリティ意識の高い企業にとっては懸念点の一つになる場合があります。

ライトコントロールオプションを有効にすると、仮想対象ディレクトリ以外へのデータ書き込みを制御し、USBメモリやCドライブ直下などにもデータの保存を禁止することができます。ただし、OSやアプリケーションのアップデートなどは阻害しません。



マイロケーションオプションを有効にすると、普段オフィスで使っているPCとは違うPC上で、いつもと同じ作業環境を再現する事ができます。


Bring your own device (BYOD)

会社のPCを自宅に持ち帰らずとも、Shadow Desktopのマイロケーションオプションを利用すれば、自宅のPCを安全にご利用して頂けます。更に、ライトコントロールオプションを利用すれば、会社のデータをご自宅のPCへ保存する事も基本的にはできませんのでM自宅のPCを利用しつつも、情報が漏洩する危険性を大幅に軽減できます。


例えば、自宅のPCでShadow Desktopを立ち上げた場合、デスクトップが仕事用のPCに切り替わり、作業ができる一方、プライベートな写真やデータは一切アップロードされません。

また、デスクトップPCとノートPCの2台持ちユーザーにも最適で、どちらか一方のPCで行ったファイルの作成や編集が常に同期された状態になります。場所や端末を選ばす仕事をすることができるので、パンデミック対策や自由な働き方の実現に、新たな価値を生み出します。


デスクトップの切り替え

自宅のPCでShadow Desktopを起動すると、会社のデスクトップが表示され、元々のデスクトップは見えなくなります。

会社のデータや個人データが混在する事もなく、会社へ戻りPCを利用する際には、自宅の作業が会社のPCへ反映されるので、BYODにも最適なソリューションです。


バックアップオプションを利用すると、最大99世代まで世代管理する事が可能です。

Shadow Desktopはバージョン履歴機能を標準装備しているので、誤って上書きしたり、データクラッシュや万が一のマルウェアに感染しても、全てのファイルを正しいバージョンに戻すことができます。

ただし、ゴミ箱を空にした場合は、クラウド上からも削除してしまうため、バックアップ用として万全とは言えません。

バックアップオプションを有効にすると、最大99世代までファイルの世代管理ができるほか、誤って削除しまってもクラウドから復旧させることが可能になります。