2021.05

AI OCRソリューション CaptureBrain

画像処理技術とAI技術で、手書き帳票をデジタル化し業務効率化!

CaptureBrainは紙帳票のデータ化における各種作業をサポートするクラウド型AI OCRソリューションです。

キヤノンITソリューションズ独自のAI技術と画像処理技術を搭載し、これまで手作業により実施されたいた作業の効率化を実現。

概要図

手書き帳票などお客様のOCR対象帳票をCaptureBrainへアップロードすることで、予め登録しておいた帳票情報から自動的に帳票種別を判別し、OCR処理を実行します。

CaptureBrainには、キヤノンITソリューションズ独自の画像処理をはじめとしたOCR精度向上のための機能や、確認修正作業の効率化につながる各種機能が搭載されています。

こんな課題を解決

◆ 手書き帳票の電子化・入力作業に要している時間とコストを削減したいお客様

◆ 手書き帳票の電子化・入力作業のミスを削減し。業務品質を向上させたいお客様

◆ 入力業務要員不足や業務の属人化を解消したいお客様

◆ OCRの認識精度に不満をお持ちのお客様


特長

独自の画像処理技術で高いOCR認識精度を実現

AI技術を取り入れたキヤノンITS独自の画像処理技術により、帳票画像をOCRに適した状態に補正し、OCR認識精度を向上します。また、Cogent Labs社のクラウドOCRサービス「Tegaki」や項目特化型OCRエンジンとの連携により、これまで難しかった手書き文字のOCRの実用性を高めました。

選べる導入方式

標準的な機能をすぐにご利用いただけるSaaS型と、個別開発によるご導入を選択いただけます。個別開発の場合、お客様専用のクラウド環境を用意することで、機能カスタマイズが可能です。キヤノンITソリューションズは、今まで培ってきたSI開発ノウハウを生かし、OCRクラウドサービスだけではなく、お客様の業務システムやRPAとの連携など、手書き帳票電子化に関するトータルソリューションを、お客様のご要望に応じてご提案することができます。

洗練されたユーザーインターフェース

OCR結果の確認・修正作業は「CaptureBrain」が標準で用意している画面からスムーズに実施いただけます。

作業中の箇所は分かりやすく拡大表示され、OCR結果が誤っている可能性が高い箇所は気づきやすく表示されるため、確認・修正作業におけるミスの発生を防ぎます。


機能

帳票仕分け機能

CaptureBrainへOCR対象データをアップロードする際、そのデータが何の帳票であるか(帳票種別)を指定する必要はございません。予め1枚・帳票画像を登録いただければ、以降入力されるOCR対象データの帳票種別はCaptureBrainが自動判定致します。OCR処理前の煩わしい帳票仕分け作業や、複雑な帳票判定ロジックの設定から、お客様を開放いたします。

画像補正機能

OCRエンジンの性能が高くても、エンジンに入力する画像の品質が悪い場合には期待する性能が発揮できません。CaptureBrainはキヤノンITソリューションズ独自のイメージング技術により、OCRエンジンに入力する前の段階で入力帳票の画像補正を行います。

マルチエンジン対応

株式会社CogentLabsが提供する手書き文字認識AIエンジン「Tegaki」に加え、キヤノンITソリューションズ独自のAI技術を駆使した項目特化型OCRエンジンを搭載し、OCR項目ごとに最適な設定を選択いただけます。

辞書補正機能

お客様が任意に作成可能な単語辞書を用い、OCR結果との類似度による自動補正を行います。辞書補正が設定されている箇所は、確認修正UIで結果を選択することが可能なため、入力の手間が削減できます。また、お客様からご要望が多かった再鑑(二重ベリファイ)機能も実装されています。


手書き帳票例

業 種 帳 票 例
業種共通 各種申込書・FAX注文書/申込書・報告書・納品伝票など
金  融 振込依頼書・口座振替・各種税収納・保険申込書類・保険契約書類など
流  通 通販申込書・運輸伝票など
医  療  問診票・健診表など 

適用業務の例

製造業の保守登録業務

Before

・契約書の記入不備が多くやり取りに時間が掛かる

・手書き申込書のパンチ入力負荷が大きい

 

・最終登録時に、書類とPC画面を見ながら確認作業に時間が

 掛かる

After

・契約書のフォーマットを見直し、記入不備を抑制

・自動仕分け・自動テキスト化により作業負荷を軽減

 

・最終登録時の確認用に専用画面を開発し、確認時間を削減



流通業のFAX注文処理

Before

・FAX受注の翌日には出荷するため、深夜帯にも入力対応が必要

・パンチ入力の負荷が大きく、処理が間に合わない場合があり

 翌日セルスドライバーが代行入力するイレギュラー対応が

 ある

After

・ペーパーレスFAXと発信番号振り分けにより帳票仕分けの手間

 を削減

・手書き帳票のOCRによりパンチ入力が不要になり、事務工程

 数を削減